ネット証券大手の楽天証券では、投信積立の楽天カード払いができます。
楽天カード払いをすると楽天スーパーポイントがたまるので、毎月積立をしていくことで投資の利益とは別にポイント分を確実に得することができます。
投信積立をする上では、絶対に活用したいお得ワザといえますので、投信積立を楽天カード払いするメリットや方法、注意点などを見ていきたいと思います。
目次
投信積立を楽天カード払いできるメリット、サービスの特徴
楽天カード決済による投信積立は、楽天証券独自のサービスで、投信積立を楽天カードで支払えるサービスです。
月に5万円が上限となりますが、5万円以内であれば投信の積立をカード払いで支払うことができます。
最大のメリットはポイントがたまること
最大のメリットはポイントがたまることです。
楽天カード払いをすることで、投資金額の1%の楽天スーパーポイントがたまります。
普通に洋服や生活用品を買う場合と違って、投資信託を買うことは1万円を1万円分の投資信託と交換することになり、投資直後は1万円分そのままの価値があります。
1万円を投資信託と交換するだけでポイントがたまるなんて夢のようですよね。
投信積立の楽天カード払いをすることで、毎月1%のポイントが確実にたまっていきます。
銀行預金の金利は0.001%などが普通となった現在で、1%のパフォーマンスが確実に上がるのは非常に大きなことです!
毎月500ポイント、年間で6,000ポイントは確実にためていくことができます。
投資信託は取引手数料が無料のノーロード投資信託もありますので、ポイント分だけ確実に得することができメリット大ですね・
投信積立でポイントがたまるのは楽天証券と楽天カードの組み合わせしかないので、手堅く得したい人はぜひ活用していきましょう。
引き落としは積立後でOK
また、引き落としは積立後になるので、積立資金が必要になるタイミングが遅くなるというメリットもあります。
通常は積立前に投資資金を用意する必要があり、積立前に引き落とし行われますが、楽天カード決済は毎月1日の積立が同じ月の27日に引き落としがされます。
カードの引き落しタイミングまでに資金を用意すればよいので、積立前に資金を準備しなくても投資できます。
楽天カードクレジット決済の特徴
投信積立の楽天カード払いのサービス概要は以下のようになっています。
楽天カードクレジット決済 | |
---|---|
ポイント | 楽天スーパーポイント |
還元率 | 投資金額の1% |
最低投資金額 | 100円 |
積立上限額 | 50,000円 |
積立指定日 | 毎月1日 |
引落日 | 毎月27日引き落としは積立後でOK |
ポイント積立 | ○ |
ボーナス設定 | × |
最低100円から5万円まで自由に積立額を設定でき、毎月1日に積立が行われその月の27日に料金の引き落としがされます。
すごくお得なサービスなので、ぜひ上限の5万円まで設定しておきたいですね。
(お金がなくなったら買った投信を売ればすぐに現金化できます)
ポイント投資もできるけど控えたほうが良い
なお、楽天証券ではポイント積立が可能になっているので、たまった楽天スーパーポイントを投信の積立に利用することもできます。
ただ、すごく細かい話ですが投信積立のカード払いをしている間は、ポイント積立はあまり利用しない方がお得です。
というのも、
ポイント積立分も楽天カード払いの上限5万円にカウントされるので、ポイント投資分をした分だけ投信積立のカード払いできる金額が減ってしまうからです。
投信積立の楽天カード払い:50,000円
たまるポイント:500ポイント
↓
投信積立の楽天カード払い:49,000円
ポイント積立:1,000ポイント(1,000円分)
たまるポイント:490ポイント
細かい話ですが、ポイント積立はあまり利用しない方がお得と覚えておくと良いでしょう。
楽天カードで投信積立をする方法
このようにメリットが大きい投信積立の楽天カード払い。
ここからは具体的に楽天カードの積立設定をする方法を紹介します。
まずは楽天証券の口座と楽天カードを準備する
楽天カード払いで投信積立をするには、事前に楽天証券の口座と楽天カードが必要になります。
それぞれWEBから申込ができ、楽天証券であれば1週間、楽天カードも最短1週間程度で手元に届くので、まだ持っていない人はまずは申込みをして早めに準備しておきましょう。
設定申込は楽天証券のサイトから
楽天カードで投信積立をするには、楽天証券のログイン後のサイトから設定申込をします。
「投信」>「積立注文」
と進み、積立したいファンドを検索して、積立設定の設定を選択します。
今回は例として、eMAXIS Slim米国株式を選択しました。
すると積立設定の画面に進みますので、「引落口座と積立指定日を選択」で「楽天カードクレジット決済」を選択します。
その次に積立金額を設定します。楽天カードクレジット決済の場合は月に50,000円が上限です。
次に分配金コースを選択します。
分配金コースが「再投資型」なら分配金は自動的に再投資され、「受取型」なら分配金は発生したタイミングで口座に入ります。
最後に口座を選択します。
特定口座は楽天証券が年間の損益を計算してくれて、税金の源泉徴収も可能なので特にこだわりがなければ特定口座を選ぶのがおすすめです。
12日までに設定が完了すると翌月1日から積立開始
楽天カード払いで投信積立をする場合、毎月1日に積立買付けがされますが、その月の1日に積立を開始するには前月の12日までに設定を完了する必要があります。
そして1日に積立がされると、同じ月の27日に楽天カードの利用料金として引き落としがされます。
投資タイミングよりも実際に資金が引き落としされるのが遅いので、若干有利ですね。
一度設定すれば後は何もする必要なし
一度設定してしまえば後は何もする必要がなく、積立→引き落としが毎月自動的にされていきますので、引き落としがされる毎月27日には引き落とし口座に資金を入れておくようにすると良いでしょう。
25日が給料日の人は多いので、直後の27日が引き落とし日なのはお金を使いすぎて引き落としが失敗することがなく良いですね。
楽天カードの引き落とし口座を給与振込口座としておくことで、より引き落としを気にせず生活することができ、気づいたら資産ができていたという状態にしやすいと思います。
2019年6月の場合・・・
積立指定日:6月1日
積立申込期限:5月12日
引き落とし日:6月27日
楽天カード支払口座からの引落との違い
- 楽天カードクレジット決済:投信積立を楽天カード払い
- 楽天カード支払口座からの引落:楽天カードに登録している銀行などで引き落とし
なお、楽天カードを使った投信の積立には「楽天カードクレジット決済」のほかに「楽天カード支払口座からの引落」があります。
「楽天カード支払口座からの引落」は楽天カードに登録されている金融機関から引き落としがされるだけで、カード払いにはなりませんので注意が必要です。
楽天スーパーポイントがたまらない点が最大の違いですが、引き落とし日など色々と違いがあります。
【大きな違い】
●楽天カード支払口座からの引落
…毎月12日を積立日とし、積立日の前に口座引落する
●楽天カードクレジット決済
…毎月1日を積立日とし、積立日の後に楽天カードへ支払う
■楽天カードクレジット決済と楽天カード支払口座からの引落の違い
楽天カードクレジット決済 | 楽天カード支払口座からの引落 | |
---|---|---|
楽天スーパーポイント | たまる | たまらない |
最低積立金額 | 100円 | 1,000円 |
上限積立金額 | 50,000円 | 上限なし |
積立指定日 | 毎月1日 | 毎月12日 |
引落日 | 毎月27日積立後の引き落とし | 毎月27日積立前に引き落とし |
ポイント積立 | ○ | × |
ボーナス設定 | × | ○ |
楽天スーパーポイントがたまらず、最低積立金額も1,000円からとなっていますが、その分積立金額に上限がなかったりボーナス設定ができたりとカード払いと違うメリットもあります。
楽天証券の公式サイトでは、以下のように「5万円以上積立したい人」や「積立のボーナス設定がしたい人」は楽天カードの支払口座からの引き落としがおすすめとされています。
ポイントがたまるのでなるべく「楽天カードクレジット決済」を利用した方がお得です。
5万円以上積立をしたい場合、5万円分は「楽天カードクレジット決済」を利用し、残りを別の支払い方法で積立していく方法もありますので、極力「楽天カードクレジット決済」を活用していきましょう。
まとめ
楽天証券で行うことができる投信積立の楽天カード払いについて見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 投信積立のカード払いができてポイントもたまる
- 毎月5万円まで積立ができる
- WEBサイトから設定できる
楽天証券では投信積立を楽天カード払いでき、投資金額の1%分の楽天スーパーポイントがたまります。
引き落としも積立後と安心なので、普通に積立するよりも便利でお得なサービスです。
投信積立をしてポイントがたまるサービスは他にはなく、投信積立をしている人はぜひ活用すべきサービスです。
毎月5万円までと上限がありますが、できる限り上限いっぱいまで利用していきたいですね。
カード払いの設定については楽天証券のWEBサイトで簡単に行うことができ、12日までに設定すれば翌月1日から積立を開始することができます。
確実かつ自動的に投信積立のパフォーマンスが1%上がることになり、これだけのために楽天証券の口座を持っておく価値のあるサービスです。
まだ利用していない人はぜひ活用していきたいですね。
投信積立を楽天カード払いするには、まず楽天証券の口座と楽天カードが必要になりますので、どちらかを持っていない人は申込みをしておきましょう。